Japan Market Guide · ガイド

日本向け服の品質表示・洗濯表示の準備

日本向けの服は、見た目の仕様と同時に品質表示を準備します。対象品目と素材を確認し、表示内容を承認する担当者、必要な根拠、ラベルの取り付け条件を量産前にそろえましょう。

作成: 国合天空更新日:

品目から確認

必要な表示事項は製品の区分と適用規程で確認します。

素材から確認

表地・裏地・充填材などを区別し、組成情報をそろえます。

現物で確認

文面だけでなく寸法、位置、読みやすさもサンプルで確認します。

1. まず、どの表示事項を調べますか?

家庭用品品質表示法では、対象となる繊維製品ごとに表示事項が定められています。一般的な衣類では繊維の組成、家庭洗濯等の取扱い方法、表示者の氏名又は名称と住所又は電話番号を確認します。対象商品による違いは、消費者庁の品目別案内と現行規程で照合してください。

このページは2026年9月5日に確認した公開資料に基づく準備ガイドです。最終的な表示内容は商品・素材・販売条件ごとに確認します。企画段階で「表示を誰が確定するか」を決めると、ラベルの手配直前に情報が不足する事態を減らせます。

2. 繊維組成の情報をどう集めますか?

材料一覧に、使う部位、材料品番、組成情報、根拠資料、承認状態を記録します。表地と裏地、充填材がある商品では、部位を分けて確認すると、仕様書・ラベル・現物の対応を追いやすくなります。写真や手触りだけで繊維名や混用率を決めないでください。

混用率の表示には全体表示と分離表示があり、素材名の用語や表示方法は規程で確認します。上衣の案内にも部位を分けた表示方法が示されています。素材を代替する際は、変更後の組成情報とラベルへの影響を確認してから承認します。

表は横にスクロールしてご覧いただけます

2. 繊維組成の情報をどう集めますか?
材料情報共有する資料確認ポイント
表地・裏地品番、組成、使用部位最新版仕様書との一致
充填材など種類、組成、該当部位見た目から組成を推測しない
付属・異素材部分材料と取り付け場所適用する表示方法
代替材料変更理由と新しい資料表示・試験の再確認要否

3. 洗濯表示とJISはどのように確認しますか?

洗濯表示の確認には、消費者庁が案内するJIS L0001の取扱い表示記号を参照します。同庁には令和6年8月20日以降の表示に関する案内があります。古いラベルをそのまま流用せず、現在の製品構造・材料と適用する表示の根拠を確認してください。

素材単体の情報だけでなく、完成品の付属、加工、形状も考慮し、表示判断に必要な確認や試験を販売側と相談します。試験が必要な場合は、対象サンプル、方法、依頼先、結果の確認担当を決めます。

4. 表示者情報、サイズ、下げ札をどう整理しますか?

表示者情報は、実際に表示責任を担う側と確認し、名称と連絡先の文字校正を行います。会社名の略記、部署名、電話番号などを担当者の推測で埋めないでください。依頼時の会社情報と、商品に表示する情報が必ず同じとは限らないため、ラベル用の承認原稿を用意します。

サイズラベル、バーコード、原産国表示、下げ札や取引先独自の包装条件は、品質表示の確認項目と区別して管理します。これらの適用要件は別途確認し、品質表示の代わりになると考えないことが大切です。指定サイズと寸法表の対応も、販売側の表記と合わせて確認してください。

5. 量産前のラベル確認で何を残しますか?

承認原稿と現物ラベルを並べ、型番、版番号、文字、部位別素材、表示記号、表示者情報を照合します。さらにラベルの実寸、取り付け位置、縫い付け、読める向きを確認してください。画面上で読めても、縮小して印刷すると文字が判読しにくくなることがあります。

サンプルでの確認結果を写真と修正一覧に残し、量産に使う最終版を一つにします。材料、表示者情報、表示根拠のいずれかが変われば、ラベルと関連資料の再確認を行います。量産後の貼り替えを前提にせず、承認担当と期限を工程表へ組み込みましょう。

  • 商品・材料一覧とラベル原稿の版が一致
  • 繊維名と組成情報の根拠が確認済み
  • 洗濯表示の判断資料と確認者が明確
  • 表示者の名称と連絡先を校正済み
  • 実寸・位置・取り付け方法を現物確認
  • 修正履歴と量産用承認版を共有

6. OEM相談時に用意すると役立つ資料

商品画像と材料一覧に加え、販売予定国、使用目的、予定サイズ、既存のラベル原稿、取引先の納品仕様を共有してください。未確定事項は空欄のままにせず、「素材確定待ち」「販売側確認中」などの状態を記載すると、必要な作業を分担しやすくなります。

既存のラベルがある場合でも、新商品の素材と構造に合うかを別途確認します。品質表示、検品、包装、出荷の確認を一つの工程へつなげることで、承認の抜けを減らします。実際の対応範囲と費用は、資料と商品条件を確認したうえでご案内します。

このテーマのよくある質問

過去の商品ラベルをそのまま使えますか?

+

素材、構造、表示者情報、表示の根拠と適用規程を再確認してください。形が似ていても組成や取扱い条件が変われば、そのまま流用できるとは限りません。

ラベルを整えれば検品は不要ですか?

+

表示内容の確認と製品検品は別の作業です。商品仕様、外観、寸法、縫製、表示の一致などを、合意した品質確認範囲に沿って確認します。

商品仕様と表示の準備状況を共有してください

材料、販売市場、現在のラベル原稿や未確定事項から確認を始めます。

数量・納期・対応方法は、商品と条件を確認したうえでご案内します。

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